スカベンジャーとコレステロール
スカベンジャーという言葉はあまりなじみがある言葉だとはいえません。むしろ、ガオレ...
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スカベンジャーという言葉はあまりなじみがある言葉だとはいえません。むしろ、ガオレンジャーみたいな子供特撮テレビ番組の主人公か何かを思い起こさせるような名前です。
実は、スカベンジャーとは、活性酸素から体を守る働きをする抗酸化物質のことを言います。
活性酸素は、漢字のもつイメージでは、酸素を活性化させるというふうに良いイメージにもとれると思いますが、実は、普段使われる場合は、逆を意味する場合がほとんどです。
活性酸素は、酸素が化学的に活性になった化学種を指す用語で、一般に非常に不安定で強い酸化力を示している状態のものをいいます。
ただ、コレステロール同様、活性酸素もは生命を維持するためには無くてはならないもので、肺から取り込んだ酸素を赤血球中のヘモグロビンにより全身の細胞に運び込み、細胞中のミトコンドリアで酸素が糖質から電子を奪いスーパーオキシド→過酸化水素→ヒドロキシラジカルを経て水になる働きを行います。
そしてこの反応中に酸素は何度か活性酸素・フリーラジカルに変わります。この過程をミトコンドリア電子伝達系といい、食事で摂取した糖質がこれによってアデノシン三リン酸(ATP)というエネルギー物質に変わります。
しかし全ての活性酸素・フリーラジカルが水になる訳ではなく、余った活性酸素・フリーラジカルは細胞に損傷を与えることがあり、それを防ぐために各組織には抗酸化酵素と呼ばれる、活性酸素・フリーラジカルを消去あるいは除去する酵素が存在しています。
その抗酸化酵素としてカタラーゼやスーパーオキシドディスムターゼ、ペルオキシダーゼなどがあります。
また、抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、ベータ・カロチン、ビタミンA、グルタチオンなどがあります。
もう少し、簡単に言うと、活性化酸素は、分子構造が非常に不安定な状態にあり、体内にある物質を次から次へと酸化させてしまうよな働きがあり、この結果、体に悪影響を与えたり、老化現象を引き起こしたりしています。この活性化酸素は、タバコ、飲酒、排ガス、紫外線、放射線、そしてストレスでも増加するといいわれています。
スカベンジャーは、活性酸素の一種である、スーパーオキシドには、SODが、過酸化水素には、カタラーゼやグルタイオンベルオキシターゼが、ヒドロキシラジカルには、グルタチオン、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン、ポリフェノールが、一重項酸素には、αカロチン、βカロチンなどのカロチノイド類がというふうに、それぞれ活性酸素から身を守るためのスカベンジャーが存在しています。
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この記事のカテゴリーは「コレステロールと食材」です。2008年11月30日に更新しました。
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